○
水戸保議長 次に、山崎
諭経済建設常任委員長。 〔山崎
諭経済建設常任委員長 登壇〕
◆
山崎諭経済建設常任委員長 去る6月7日の本会議において
経済建設常任委員会に付託になりました議案2件について審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告申し上げます。 なお、報告の内容につきましては、特に話題になったことのみを中心に申し上げます。 最初に、議第5
号荒谷西工業団地の分譲地の処分について申し上げます。 委員からは、買受人の
企業概要についての質疑がありました。これに対して執行部からは、本社が宮城県仙台市にあるフォークリフトのメンテナンスを行っている企業で、現在、山形市にある支店の
事業拡大のため
荒谷西工業団地に移転し、
従業員数も現在の9名に
新規雇用4人を加えて13名となる予定であるとの説明を受けたものであります。 また、今後の
分譲方針について質疑があり、執行部からは、現在の交渉の状況と、今後、県の
産業立地室や
関東天童会などから情報を集めながら十分に協議を重ね、分譲を行っていくとの説明がありました。 採決の結果、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第6号市道の認定及び廃止について申し上げます。 執行部からは、
工業団地の整備に関連する道路2路線と
民間開発により整備された道路1路線の新たな
市道認定と、
当該認定に伴い重複する路線1路線の廃止について説明がありました。 これに対して委員からは、民間が開発された道路の
市道認定について質疑があり、執行部は、道路幅が6メートル以上など、市の基準を満たす場合について
市道認定されるとの説明がありました。 また、委員から、市道として認定する
矢野目堅田前線の整備について質疑がありました。これに対して執行部からは、
当該路線は
工業団地整備関連の道路のため所管が異なるが、今後、所管課と連携し、
道路周辺の
土地利用者や地権者への説明等、十分に配慮しながら進めていくとの説明を受けております。 採決の結果、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 以上、当
委員会の
決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○
水戸保議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 質疑なしと認め、終結いたします。 以上で、各委員長の報告を終わります。
△討論
○
水戸保議長 これより討論を行います。 討論の通告がありませんので、終結いたします。
△採決
○
水戸保議長 これより順次採決を行います。 最初に、議第3号平成24年度天童市
一般会計補正予算(第2号)及び議第4号平成24年度天童市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の
補正予算議案2件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの
補正予算議案2件については、
予算特別委員長の報告は
原案可決であります。
予算特別委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、議第3号及び議第4号の
補正予算議案2件については原案のとおり可決されました。 次に、議第5
号荒谷西工業団地の分譲地の処分について及び議第6号市道の認定及び廃止についての議案2件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案2件については、
経済建設常任委員長の報告は
原案可決であります。
経済建設常任委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、議第5号及び議第6号の議案2件については原案のとおり可決されました。 次に、請陳第1
号脳脊髄液減少症の医療に関する請願書について採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの請願については、
環境福祉常任委員長の報告は採択であります。
環境福祉常任委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、請陳第1号については採択することに決定いたしました。
△議第8号
消防救急デジタル無線施設整備工事請負契約の締結について外3件
○
水戸保議長 次に、日程第6、議第8
号消防救急デジタル無線施設整備工事請負契約の締結についてから日程第9、議第11
号天童市立第一
中学校改築電気設備工事請負契約の締結についてまでの議案4件を一括して議題といたします。
△
提案理由の説明
○
水戸保議長 これより、
提案理由の説明を求めます。
山本市長。 〔
山本信治市長 登壇〕
◎
山本信治市長 おはようございます。 初めに、議第8
号消防救急デジタル無線施設整備工事請負契約の締結について申し上げます。
消防救急無線につきましては、現在150メガヘルツ帯の
アナログ方式で運用しておりますが、電波法に基づく
周波数割り当て計画の改正により260メガヘルツ帯の
デジタル方式に移行しなければならないため、
整備工事を行うものであります。 その主な内容につきましては、
消防本部と田麦野の
消防団車庫に
デジタル無線基地局を整備するとともに、
消防本部及び消防団の車両に
車載型無線機等を整備するものであります。 入札につきましては、去る6月7日に
指名競争入札により執行しました。 その結果、消費税を含めて2億8,665万円で、
株式会社ハムシステム庄内が落札しましたので、
工事請負契約を締結するものであります。 次に、議第9号から議第11号までの
天童市立第一
中学校改築に係る
各種工事の
請負契約の締結について申し上げます。
天童市立第一中学校の改築につきましては、
文部科学省の
学校施設環境改善交付金及び
公立学校施設整備費負担金の採択を受けて、平成24年度及び25年度の2カ年度にわたり施工するものであります。 建物の概要につきましては、管理棟、
特別教室棟、接続棟、
屋内運動場棟及び
普通教室棟の5棟に構成されており、3階建てで
延べ床面積約9,992平方メートルであります。
改築工事は、
建築主体工事、
機械設備工事及び
電気設備工事に分割して発注することとし、入札につきましては、
建築主体工事は去る6月14日に、
機械設備及び
電気設備工事は去る5月31日に、いずれも
条件付一般競争入札により執行しました。 その結果、
建築主体工事につきましては、消費税を含めて16億6,950万円で、丸七建設・
東海林建設特定建設工事共同企業体が落札し、
機械設備工事につきましては、消費税を含めて2億5,935万円で、
黒澤建設工業株式会社天童支店が落札し、
電気設備工事につきましては、消費税を含めて2億2,029万円で、
カラス電機株式会社が落札しましたので、それぞれ
工事請負契約を締結するものであります。 以上、4件の
契約締結について、
地方自治法第96条第1項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 よろしく御審議の上、御可決くださるようお願い申し上げます。
○
水戸保議長 ここでお諮りいたします。 ただいま議題となっております議第8号から議第11号までの議案4件については、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの議案については、
委員会付託を省略することに決定しました。
△質疑
○
水戸保議長 これより質疑を行います。 最初に、議第8号についての質疑を行います。質疑ございませんか。
結城義巳議員。
◆13番(
結城義巳議員) 御質疑申し上げます。 6月7日、
指名競争入札による
入札執行ということでございますが、6社指名されて4社が辞退されたような経過があるようです。本来、6社指名して、そのうち4社辞退という事態であれば、入札のやり直しと申しますか、改めて何社か指名して
入札執行というのが筋じゃないかと思うんですが、その辺、2社だけでやられたということについてちょっと疑問に感じますので、よろしくお願いします。
○
水戸保議長 瀧口総務部長。
◎
瀧口廣総務部長 ただいまの件について御答弁申し上げます。 6社のうち4社が辞退されたということでございますけれども、この内容につきましては、昨年23年度、消防の
防災関係の大型の
補正予算が何度かなされてございます。特に消防の
救急デジタル無線あるいは行政の
デジタル無線等の
大型補正がなされたということで、全国的にも非常に
発注件数が多いということで、それだけでも300件を超す発注がなされているという状況がございます。 また、東日本の大震災の被災地というところにおきましては、消防の
救急無線あるいは
防災行政無線の工事も非常に多く発注されているという状況がございまして、なかなか業者も手が回らないような状況にあるようでございます。そういった中での辞退ということでございますので、今回はやむを得ないものというふうに判断をさせていただいたところでございます。 以上であります。
○
水戸保議長 結城義巳議員。
◆13番(
結城義巳議員) というふうな御説明でありますが、ちょっと感じますのは、2社だけで執行されたわけですが、
競争原理が働かなかったのじゃないのかということで感じている点があるわけです。落札率が約98%、非常に高いと言えるのじゃないかと私は思いますので、2社だけの
指名競争入札では、やはり本来の
競争入札にはならなかったのじゃないかという点を感じておりますので、4社辞退されたら、やはりもう少しその辺検討する余地があったのじゃないかというふうに感じております。
○
水戸保議長 ほかにございませんか。
伊藤和子議員。
◆21番(
伊藤和子議員) 今回の工事の
施工場所は、
消防庁舎と
田麦野地内ということになっていますが、この工事費の中の工事費、割合といいますか、どのくらいの額になるのか。 また、
消防車両にもこの機能をつけるわけですが、それも含めての予算になっていると思いますが、その辺の金額がわかりましたら教えていただきたいと思います。
○
水戸保議長 武田消防長。 〔武田
忍消防長 登壇〕
◎
武田忍消防長 額の割合ですけれども、基地局の整備費が1億6,000万円で、車載機、あとは
携帯無線、可
搬型移動局が9,000万円です。
あと田麦野のほうは約2,000万円です。
消防団員用の機器も
救急車両だけでありませんので、それが13台と受令機43台で約6,000万円というふうな割合になっております。 以上です。
○
水戸保議長 ほかにありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 以上で議第8号についての質疑を終了いたします。 次に、議第9号から議第11号までの議案3件についての質疑を行います。 質疑ございませんか。
松田光也議員。
◆7番(
松田光也議員) それでは、二、三、質問させていただきます。 まず、11号の天童市の一中の
改築電気工事に関する件でありますが、
カラス電機さんが入札というふうなことになっています。
カラス電機さんの企業の概要はどのようなお仕事、仕事の内容ですね、それからこれまでの実績、それから資本金、また工事を行っている社員の数、これをお聞きしたいと思います。
○
水戸保議長 瀧口総務部長。
◎
瀧口廣総務部長 Aランクに位置づけさせているということでございますけれども、今の細かい点につきましては、後ほど、ここに
手持ち資料がございませんので、提出をさせていただきたいというふうに思います。
○
水戸保議長 松田光也議員。
◆7番(
松田光也議員) わかりました。じゃ、後から報告ということですね。わかりました。 それでは、全体的にこの3件の一中改築なんですけれども、完成が来年12月には生徒を入れたいというふうなお話をいただきました。こういうふうな中で一中の工事、これほどの工事でありますが、やはり早目に生徒を入れるために、無理のない工事になっているのか、普通このぐらいの1年半の期間で工期なんですけれども、これが普通の工事というふうに考えていいのか、その辺をお伺いします。
○
水戸保議長 瀧口総務部長。
◎
瀧口廣総務部長 今回につきましては、施工の規模からしまして1社では非常に難しいということもございますので、本件につきましてはJVを組ませていただいたという経過がございます。そういった中で、協力して期間内に終わらせることができるようにというような配慮をさせていただいたところであります。そういったことからしますと、一応何とかその時期までには十分間に合うんではないかなというふうに判断したところであります。 以上であります。
○
水戸保議長 ほかにありませんか。
結城義巳議員。
◆13番(
結城義巳議員) 3件の入札につきまして、相対的にどうなのかということで疑問に思っていることがありますので、御質疑申し上げます。
主体工事は、御案内のとおり、非常に多額な工事であります。さらに
設備工事、
機械工事ですね、管工事、それから
電気工事ということで3つありますが、どうも落札率が
主体工事が97.9%、98%と言っていいと思います。それから管工事が96.1%、それから電気が95.3%ということで、何か一番断トツ大きい
主体工事の落札率だけが高いという状況にあるわけです。本来、何か品物を買う場合でも、大量に買えば安くなるというのが常識でありますけれども、何かその点理解できないので、よろしくお願いします。
○
水戸保議長 瀧口総務部長。
◎
瀧口廣総務部長 お答え申し上げます。 ただいまの件でございますけれども、昨年度、
東日本大震災がございまして、それ以降、被災地でのいわゆる入札の状況なんかを見ますと、資材、機材等の高騰、あるいは
作業員等の確保が難しいということで、なかなか落札ならないという事態が続いてございます。そういったことを考えますと、当然、作業員の確保あるいは資材等の確保と、そういったリスクを踏まえますと、このくらいの金額というものもやはりある程度妥当性があるんではないかなというふうに判断をさせていただいているところでございます。 以上であります。
○
水戸保議長 ほかにありませんか。
伊藤和子議員。
◆21番(
伊藤和子議員) 3件の入札についてお尋ねします。
機械設備、それから
電気工事のほうは5月31日に入札をして、
主体工事のほうは6月14日ということで、この期間があいたわけなんですが、その重立った理由は何だったのか。これまでこういった一体的な工事の場合は、主体、設備、電気と3つ一緒に入札なっていたような気がしていたんですが、この期日をずらした理由をまずお聞かせください。
○
水戸保議長 瀧口総務部長。
◎
瀧口廣総務部長 お答え申し上げます。 電気と機械につきましては、一般競争の中で市内の企業という形でやってございますけれども、
主体工事につきましては、いわゆる共同企業体をつくっていただくということがございますので、その期間を要したということでございます。 したがいまして、本来ですと、やっぱり一体的にやるということだと思いますけれども、その期間がありましたので、今回は一緒にならなかったということでございますので、御理解をいただきたいと思います。
○
水戸保議長 伊藤和子議員。
◆21番(
伊藤和子議員) やはり一つの工事ですから、一体的にやられて当然かなというふうに思うんですけれども、共同企業体でやることは前もってわかっていたわけなんで、やはりその辺は一緒にやったのと、こういうふうに期日をずらしてやったことによって、何かあるのではないかというような憶測が出てくると思うんですが、そういったことについては一切何の心配もないということと理解してよろしいのでしょうか。 それで、この
主体工事のほうの共同企業体、丸七建設さんと東海林建設さんでやるわけですけれども、この工事の割合といいますか、どのくらいずつ分けるのかというのは、大体決まっているのでしょうか。
○
水戸保議長 瀧口総務部長。
◎
瀧口廣総務部長 お答え申し上げます。 今回、入札の時期がずれたということでございますけれども、それに伴う弊害というものは一切ございません。 また、共同企業体のいわゆる出資比率のことだと思いますけれども、今回につきましては、丸七建設のほうが60%、それから東海林建設のほうが40%の出資率の中で企業体を形成してございます。 以上であります。
○
水戸保議長 以上で、議第9号から議第11号までの議案3件についての質疑を終了いたします。
△討論
○
水戸保議長 これより討論を行います。 討論の通告はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 討論の通告がありませんので、終結いたします。
△採決
○
水戸保議長 これより採決いたします。 最初に、議第8
号消防救急デジタル無線施設整備工事請負契約の締結について採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案については原案のとおり可決すべきものと決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、議第8号については原案のとおり可決されました。 次に、議第9
号天童市立第一
中学校改築建築主体工事請負契約の締結についてから議第11
号天童市立第一
中学校改築電気設備工事請負契約の締結についてまでの議案3件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案3件については、原案のとおり可決すべきものと決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、議第9号から議第11号までの議案3件については原案のとおり可決されました。
△
委員会提出議案上程
○
水戸保議長 次に、日程第10、
委員会提出議案第1
号脳脊髄液減少症の医療に関する意見書の提出についてを議題といたします。
△
提案理由の説明
○
水戸保議長 これより
提案理由の説明を求めます。
委員会提出議案第1号の提出者、
山口桂子環境福祉常任委員長。 〔
山口桂子環境福祉常任委員長 登壇〕
◆
山口桂子環境福祉常任委員長 委員会提出議案第1
号脳脊髄液減少症の医療に関する意見書の提出について
提案理由を申し上げます。
脳脊髄液減少症は、交通事故、スポーツなどの衝撃で脳や脊髄を覆う硬膜が損傷し、内部を満たす髄液が漏れ出て、頭痛などさまざまな症状を引き起こします。 平成24年5月、
厚生労働省の精神医療専門家会議で、硬膜の外側に自分の血液を注入し、損傷部をふさぐ
ブラッドパッチ療法が
先進医療として認められ、それ以外の入院や検査は保険が適用されていくことになりました。しかし、平均1回1万8,000円かかるブラッドパッチの費用は、全額自己負担のままです。これを一刻も早く全面的な保険適用と、できれば自己負担なしの治療へ進め、患者負担を軽減する必要があります。
厚生労働省の研究班が
山形大学医学部に設置され、平成23年5月に中間報告しました。これまでに漏れが確実とされた患者は、100人中16人にとどまるとのことですが、この研究については余り知られていないのが現状のようであります。情報を得ていたとすれば患者として応募し、研究治療をしてほしいと願っている人は、全国にはもっと多くいると思われます。この研究が
脳脊髄液減少症で苦しむ患者に広く周知され、一人でも多くの希望する患者が治療を受けることができるようにしなければなりません。 よって、
ブラッドパッチ療法を全面的に保険適用し、
脳脊髄液減少症と診断された患者の医療費の負担を軽減すること、さらに、
山形大学医学部で行われている研究治療の募集を広く公表し、希望者は全員治療することを強く求めるため、国に対して
脳脊髄液減少症の医療に関する意見書を提出するものであります。 以上、皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、
提案理由の説明を終わります。
○
水戸保議長 ただいま議題となっております
委員会提出議案については、
会議規則第37条第2項の規定により
委員会付託を省略いたします。
△質疑
○
水戸保議長 これより質疑を行います。 質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△討論
○
水戸保議長 これより討論を行います。 討論の通告がありませんので、終結いたします。
△採決
○
水戸保議長 これより採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの
委員会提出議案第1号については、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、
委員会提出議案第1号については原案のとおり可決されました。
△
議員提出議案上程
○
水戸保議長 次に、日程第11、
議員提出議案第1号尖閣諸島の
実効支配を推進するための法整備を求める意見書の提出について及び日程第12、
議員提出議案第2号北朝鮮による日本人拉致問題の
早期解決を求める意見書の提出についての
議員提出議案2件を議題といたします。
△
提案理由の説明
○
水戸保議長 これより
提案理由の説明を求めます。
議員提出議案第1号及び
議員提出議案第2号の提出者、
小松善雄議員。 〔17番
小松善雄議員 登壇〕
◆17番(
小松善雄議員) 今回2件の
議員提出議案を上程いたします。 まず、1件目についての
提案理由を申し上げます。 先ほどございましたとおり、尖閣諸島の
実効支配を推進するための法整備を求める意見書であります。 尖閣諸島が我が国固有の領土であることは、歴史的・国際法的にも明確であり、日本国民共通の認識でもあります。 尖閣は、1895年、明治28年に日本領土として閣議決定し、一部個人統治が続いております。中国が領有権を主張し始めたのは、68年に国連アジア開発
委員会が尖閣周辺海域に豊富な油田があると発表した後であります。中国は、尖閣の石油、漁業資源、そして東シナ海からの太平洋に安定的に出ることができる海の道を欲しがっているのではないか。尖閣を拠点として東シナ海の制海権を獲得したい考えのようであります。 この海底資源を保全し国益を守るためにも、国境となる離島の保全・振興、無人島となっている国境の島の適切な管理を進めていくことが必要であります。 よって、政府及び国会にあっては、海洋国家日本の国益を保全するため、下記の3つの事項に実現を速やかに進めるよう強く求めるものであります。 1つ、我が国の領土・主権を毅然たる態度で守る意志を内外に明確に示すため、領域警備に関する必要な法整備を速やかに講じることであります。 2つ目、我が国の領土主権・排他的経済水域等の保全上、重要な離島を振興する新法を制定することであります。 3つ目、我が国の領土主権・排他的経済水域等の保全上の重要な無人島について、国による土地収用のかかわる措置などを備えた新法を制定することであります。 以上、
地方自治法第99条の規定により、意見書を提出するものであります。 次に、2件目について、北朝鮮による日本人拉致問題の
早期解決を求める意見書の
提案理由を申し上げます。 金正日総書記の死亡により、拉致問題解決に向けた状況の変化を期待する声もありましたが、現在のところ、北朝鮮は拉致問題は解決済みとの立場を崩さず、周辺国にも強行な姿勢をとり続けております。 我が国の北朝鮮による基本的な方針は、我が党が政権を担っていた時期から一貫しております。すなわち拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、国交正常化を図るものであります。 しかし、拉致問題については、平成20年8月に日朝で合意した調査のやり直しに関し、我が国政府が北朝鮮側に早期の調査開始を繰り返し要求しているにもかかわらず、北朝鮮はさまざまな挑発的行為を繰り返し、まだ調査すら開始していないのであります。 また、核、ミサイル問題についても、ミサイル発射、核実験を強行した後、日米間を始めとする関係国等の働きかけにもかかわらず六者会合への復帰にも応じていないのであります。 自民党政権時には、すべての拉致被害者の一刻も早い生還を実現すべく、対話と圧力という一貫した考えのもとに行動をとってきましたが、
政権交代当初は基本原則を崩し、政府の拉致に対する姿勢は極めて後退してしまったのであります。 北朝鮮の具体的行動を引き出すために、米韓との緊密な連携を始め、我が国が国際世論をリードし、北朝鮮に対して引き続き圧力をかけていくことが唯一の拉致解決に向けての道筋であります。これは、過去における融和策の失敗からも明らかであります。 このような状況の中、政府は、拉致問題は重大な主権侵害であり、かつ許しがたい人権侵害であることを肝に銘じ、国家の尊厳と国民の人権を守るため、今年を勝負の年として全精力を傾け、すべての拉致被害者を早急に救出するよう強く要望するものであります。 以上、
地方自治法第99条の規定により、意見書を提出いたします。 以上で、2件の提案説明にかえさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○
水戸保議長 ただいま議題となっております
議員提出議案2件については、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの議案については、
委員会付託を省略することに決定しました。
△質疑
○
水戸保議長 これより質疑を行います。
石垣昭一議員。
◆16番(
石垣昭一議員) ただいまから質疑を行います。北朝鮮による日本人拉致問題の
早期解決を求める意見書案について質疑を行います。 拉致問題については、
提案理由にもありますが、人権侵害ということもあり、早期に解決を図ることに全力を挙げることだというふうに思っております。そういう点で、今回の意見書提出でありますけれども、意見書としての内容に表現に適切でない箇所がありますので、これを指摘いたしまして考えを求めたいというふうに思います。 1つは、拉致の責任者という表現でありますけれども、これは、まだ明快な根拠があるわけではないというようなことの中で、削除をすべきだというふうに申し上げたいというふうに思います。 また、独裁者というふうな文言もあるわけでありますけれども、意見書の表現としては極めて過激過ぎるのではないかというふうに考えますが、この件に関しても考えを伺いたいというふうに思います。 もう一点については、最後の行になりますが、全精力を傾けの後に、日朝ピョンヤン宣言に基づいてという文言を挿入することを求めたいと思いますが、考えをお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
○
水戸保議長 小松善雄議員。
◆17番(
小松善雄議員) それでは、私ども、全国を挙げての、地方のほうにそれぞれ意見書の提出をさせていただいている国民的な運動で取り組んでいるところであります。 先ほどの削除については、19日のきのうの代表者会もございました。いろいろ傍聴の中にもあったわけですけれども、削除する気持ちはございません。それから、文言の入れかえ等についてもございません。 私ども挙げて、自由民主党として国民的に何とかしなければならないことについては、国民挙げて取り組んでいかなければならない課題でありますので、それを申し上げて終わらせていただきます。
○
水戸保議長 石垣昭一議員。
◆16番(
石垣昭一議員) 自民党が全体でこれを全国的にその運動として取り上げたことだというふうなことで、削除できないというようなことでありますけれども、地方議会に提案する提出者として、この文言に対する考えをお示しいただければありがたいと思います。
○
水戸保議長 小松善雄議員。
◆17番(
小松善雄議員) 先ほども、私、
提案理由で申し上げたとおり、削除する気持ちはございません。代表者会なり
議会運営委員会でも通させていただいたところでありますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
○
水戸保議長 ほかにございませんか。
伊藤和子議員。
◆21番(
伊藤和子議員) 第1号のほうでありますが、尖閣諸島のほう、冒頭のほうに、歴史的・国際法的に明確であり、日本国民共通の認識であります。 しかし、先ほど提案者が述べられたように、1970年代から中国が不当に領有権を主張し始めてきた、いろいろないきさつがあるわけですけれども、その都度、こういった問題が起きたときに歴代政権を担ってきた自民党なり民主党なりが、それにきちんと対峙してこなかったということが最大の原因じゃないかというふうに思うんです。やはり歴史的にも国際法的にも紛れもなく日本の領有地であるということが明確であるわけですから、それを貫き通してきちんと平和的に話し合いで解決すると、そういった姿勢が見られないままに来ていることが一番の大きな問題でありますが、今回の意見書につきましては、新たに法整備をしてやりたいというふうな内容であります。 国内法ですから、日本でつくるということで、国内法でこれらが解決の糸口になるのか。逆に中国にあらぬ、けしかけるようなもので、これはやはり中国や日本を含む国際的にも、どうしてきちんとしていくのかということでなければならないと思うので、その法整備をやったから解決する問題ではないと思いますが、その辺についてどう考えていますか。
○
水戸保議長 小松善雄議員。
◆17番(
小松善雄議員) 代表者会でもいろいろ伊藤議員からあったわけですけれども、今もございました。やはり私ども、上からの一つの流れで対応しているところであります。 私は、私見しか申し上げられませんけれども、やはり状況が非常に変わってきており、5つの島があるわけですけれども、その中にはエネルギー資源なり、あるいは漁業資源なり、そういうことと、それから土地の問題が今度は民有地があるわけですね。そんなことを考えた場合において、これは法的な取り組みもしなければならないと、こういうふうに私は思っているところであります。 そういう観点から、今お答えになるかわかりませんけれども、そういうことで御了解賜りたいというふうに思ったところであります。 以上。
○
水戸保議長 海鋒孝志議員。
◆10番(
海鋒孝志議員) 国民的な問題としていろいろ取り上げている内容の意見書でございますので、基本的には賛成の立場で私どもも
木村竹虎議員と2人で署名をさせていただきました。 今の提案者の説明によりますと、上からのとか、それから自民党のという声が二、三度聞かれてきました。私、そういうつもりではなくて、市議会として意見書を出すという思いで、この意見書の内容に賛同をさせていただいたつもりでございますので、説明の中で何度も聞かせていただいたもんですから、今後そういうことがないように市議会のほうで意見書を出すという、原点に立ち返った説明をお願いしたいと思います。 何か御見解があれば、お聞きしたい。
○
水戸保議長 小松善雄議員。
◆17番(
小松善雄議員) 本当にきのうも代表者会の中で率先して申し出、賛成者にしてくださいと、こういうような申し入れがありまして、大変喜んでおったところであります。 きょうは本会議でございますので、お礼を申し上げたいというふうに思います。ありがとうございました。
○
水戸保議長 ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 質疑なしと認め、終結いたします。 以上で、
議員提出議案2件についての質疑を終了いたします。
△討論
○
水戸保議長 これより討論を行います。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 最初に、
議員提出議案第1号尖閣諸島の
実効支配を推進するための法整備を求める意見書の提出についてに対する反対討論の通告者、
伊藤和子議員。 〔21番
伊藤和子議員 登壇〕